講義内容
「ジュニアリーダーとは」

4.ジュニアとしての心構え


@子どもたちのジュニアリーダー

あくまでも
「子どもたちのための」
ジュニアリーダーなんだ!
「楽しむ団体」
ではなくて
「楽しませる団体」
なんだってことは忘れちゃいけない!

だから、子どもと同じじゃいけないんだ!
保育園の子どもたちと
ぬいぐるみで遊んであげているときを
考えてほしい。
そのときに
「ぬいぐるみ」
という
「手段」
を使って
「喜ばそう」
「楽しませよう」
とするでしょ?

そう!
それがジュニアなんだ!!


Aジュニアの基本は「ほうれんそう」

 ほう…報告
 「こんなことがありました。」
 れん…連絡
 「今、このような状態です。」
 そう…相談
 「どうすればいいですか?」

昔のはなし…。
夏のキャンプで寝る前にトイレにいったジュニアがいた。
たまたま近くの子どもたちの部屋がうるさくて
注意をしようと部屋に入ったときに
違う大人の人が、その部屋の注意をしにきた。
「その部屋をジュニアがうるさくしていた…」
と逆にジュニアが注意をされる…。

もちろんこれは誤解なんだけど
誰もフォローできない…。
このとき、「ほうれんそう」していれば
誰か違う人がフォローをすることが出来たんだ。
「自主的」と「自分勝手」とは難しいところ。
だから、常に会長や青少年委員さんに「ほうれんそう」をしておくこと!
これが出来なきゃリーダーじゃない!


Bリーダーじゃない人は、リーダーにはなれない

今まで話したことが
「出来ない」
「めんどくさい」
「やだ」
「つまんない」
って人は、残念ながらリーダーの素質はゼロ。
なので、今日限りでやめていいと思う。
やらなきゃいけないときに、きちんとやれない子は、
無理して参加する必要はないから、次回からもう来なくてもいい。
たとえば、子どもたちが言うことを聞いてくれず
ダラダラなめんどくさそうな雰囲気だったら
きみたちはどう思う?

やっぱり…
「やるぞ!!」
って言ったときに…
「はいっ!!!」
っていうのが、リーダーなんだ!


じゃあ、ジュニアリーダーって…?

やる気と積極性と
優しい人たちが集まる
楽しい会なんだ!!!

それは…
君たちの気持ちと行動で
変わってくる…


C地獄の絵と極楽の絵

あるお寺の境内に
地獄と極楽の絵が掛けてありました。
どちらも、食事の様子が描かれています。
そこで、まず地獄の絵を見ますと
人々の手には一間(1メートルいじょう以上)もある
長い箸が結び付けられています。
ご馳走を食べようとしても、
なかなか自分の口に入れることが出来ません。
みな、痩せ衰えて、もがき喘いでいます。

次に、極楽の絵を見ますと、
やはり同じように長い箸を手に結び付けられていますが、
皆楽しそうです。
それは、お互いに向かい合った者同士が、
相手の口に食べ物を入れているからです。
相手に喜びを与えることが、自分の喜びとなるのです。


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